11月 2022

ぎっくり腰はどんな時になりやすい?

日本で3,000万人いると推計されている腰痛。 その中でも、重いものを持ち上げた時などに急に激しい痛みが現れる 「ぎっくり腰」を経験したことがある方は多いのではないでしょうか? 一度ぎっくり腰になってしまうと、ひどい痛みで動けず 生活に支障をきたしてしまう場合も…。 そこで今回は、ぎっくり腰は一体どんな時になりやすいのでしょうか。 では、ぎっくり腰になりやすいのはどのような時でしょうか? 長時間同じ姿勢を続けた後、急に姿勢を変えたとき (例:長時間の座りっぱなし) 普段やらない動作や姿勢をしたとき (例:引っ越しでの荷下ろし) お風呂掃除や床掃除など中腰で動作を続けた後、姿勢を変えたとき。 気候変化(暖→寒 寒→暖) ストレス(心理的、身体的)…など 基本的には、ぎっくり腰は姿勢の悪さや筋肉の過度な緊張状態などによる 「機能不全」という状態がベースにあります。 また、過度にストレスがたまった状態になることや 季節の変わり目などの気候の変化によっても ぎっくり腰を発症することもあります。 ぎっくり腰は寒い時期になるものだと思われがちですが 実は発症が一番多いのは「秋口の季節の変わり目」です。 意外に感じるかもしれませんが、冬から春へ…という寒い時期から だんだん暖かくなる時期よりも、実は徐々に気温が低くなってくる秋口が 一番ぎっくり腰になりやすいのです。 ぎっくり腰は、寒暖差によって血流不安定になる事で 腰の筋肉や軟部組織が凝り固まりやすくなり発症してしまうため 季節の変わり目を意識しておくことも、ぎっくり腰の予防にもなります。

筋肉づくりで膝痛予防! 百歳まで歩くには〜予防編〜

膝痛予防1:正しい歩き方を習慣づける 正しい歩き方をするだけで、膝痛予防に大切な大臀筋と 内転筋が鍛えられます。 最近は若い人たちでも歩き方が原因で大臀筋が低下して、体を支えられず 普通に座ることもできない人が増えています。 正しい歩き方とは前に脚をだしたときに膝が伸びていること。 膝を曲げたまま歩いていると、ある一定の部分だけに負荷がかかり 膝の皿(膝蓋骨)が不安定になって膝痛を起こします。 反対に、悪い歩き方とは、歩幅が狭く、膝を曲げた歩き方です。 時々、ショーウィンドーなどを見て、自分の歩き方をチェックしてみましょう。 前足はかかとからついて、後ろ足は母趾でしっかり蹴りだします。 かかとからついて重心を移動させると、膝が自然と伸びます。 膝通予防2:とっても簡単! 大臀筋と内転筋、大腿四等筋トレーニング 脚筋すべての筋力の低下が膝痛に影響します。 中でもお尻の筋肉である大臀筋と、広い範囲で脚をサポートする内転筋 膝関節の衝撃から膝を守る大腿四頭筋の筋力の低下が関係しています。 どれも1分たらずでできるトレーニングですので、毎日の習慣にしましょう。 痛みの初期段階で行うのが効果的ですが、痛みをまだ感じていない人も予防としておすすめします。 【大臀筋のトレーニング】 仰向けに寝て、片足は床につけ、もう片方は膝を伸ばしてまっすぐ上げたまま お尻を持ち上げて3秒キープ。 これを3回、左右の脚で行う。 【内転筋のトレーニング】 まっすぐ立った姿勢にして、脚を開き、膝頭のあたりで硬めの枕やクッション 2つ折りにした座布団などをはさんで、内ももに力を入れて3秒間キープ。 これを3~5回繰り返す。 【大腿四頭筋のトレーニング】 立った姿勢でゆっくり膝の曲げ伸ばしをする。 5回くらい繰り返す。 ※注意:膝の痛みの強いときは行わないでください。 <外出先でできる> 大臀筋トレーニング 外出先ではエレベーターやエスカレーターを使わず、階段歩行をしましょう。 また、電車・バスを待っているとき、信号待ちのときには「片足立ち」を心がけると 大臀筋トレーニングになります。 お尻の筋力アップだけではなく、体全体のバランスをよくしてくれます。 片足で立つことを数十秒、両足交互に行いましょう。

筋肉づくりで膝痛予防!百歳まで歩くには

今や潜在患者数は3000万人といわれています。 「最近では正しい歩き方ができていない若年層も多くなり 膝痛予備軍は年齢を超えて増え続けている」言われています。 今回は膝痛がなぜおきるのか、進行するとどうなるのか そして膝痛の予防法としての正しい歩き方と簡単にできる筋肉トレーニング方法を ご紹介します! 【膝痛はどうしておこるのか?】 膝痛というのは膝関節の痛みです。 この小さな関節に体重の負荷がかかりますが つるつるしている軟骨が摩擦をやわらげたり 靭帯や筋肉のサポートで衝撃を和らげています。 しかし、加齢による骨の新陳代謝の低下や軟骨へのストレスで 膝痛が起きてきます。 軟骨へのストレスとは冷え、肥満、過去のけが、O脚やX脚 運動や仕事による膝への負担、筋力の低下などです。 とくに脚の内側の筋肉が弱くなってくると、膝関節が不安定になり 膝痛の原因になります。 「軟骨」が骨の両端を覆い、骨同士がぶつからないように クッションのような役目をしている。 【膝痛をほおっておくと、歩けなくなる!?】 「立ち上がるときに痛い」「階段の下りや歩き出しのときに痛い」という 膝痛のほとんどは「変形性膝関節症」です。 膝の内側の軟骨がすり減って、骨同士が接触しやすくなることにより 炎症を起こしたり骨の位置がズレたりします。 中高年の膝痛の9割以上が、この変形性膝関節症だといわれています。 また、変形性膝関節症は、男性より女性に多いのが特徴です。   その理由は、 ●もともと女性は男性より筋肉量が少ない ●加齢とともに基礎代謝が低下して太りやすくなるため 関節にかかる負荷が大きくなる ●閉経とともにホルモンの分泌が減少し、骨が弱くなる などがあげられ、進行すると、激しい膝の痛みで歩けなくなり 関節の変形につながります。 痛みを感じないときから、膝痛予防をすることが肝心です。

秋の夜長に「睡眠力」を養いましょう

健康的な食事も運動もきちんとして、身体に気をつけようと 努めている人は多いと思います。 でも食事や運動よりずっと多くの時間を割いている睡眠。 秋の夜長に見直してみませんか? ◯ 秋にこそ見直したい睡眠について 季節が秋に移り変わり、酷暑も一段落してきました。 この季節にこそ、見直してほしいことがあります。 それは、誰もが毎日欠かせない「睡眠」です。 夏は夜でも気温が高いため「寝つきが悪い」「寝苦しい」と途中で起きてしまうことも。 一方で冬になると、夏とは逆に身体が冷えてしまって朝起きても「寝足りない」ことがあります。 その点秋は気候が安定しているので、「睡眠力」を養うのにぴったり。 実はこの過ごしやすい時期に、「睡眠力」をつけることで、夏の疲れを回復させ 厳しい冬に備えるための期間でもあります。 日本人は「あまり寝ない国民」と言われています。 季節の関係で、なかなか寝つけなかったり、寝ていても疲れが取れない ということはありませんか? 日本人の睡眠時間は欧米諸国に比べると短く、特に女性ではその傾向が顕著に 表れているというデータがあります。 また、厚生労働省のデータによると、現在、日本人の5人に1人は 睡眠時に何らかの障害を抱えているとされています。 時間が不足しているばかりか、質にも問題があると考えられる睡眠。 しかも睡眠不足は、健康維持にとって大敵なだけではなく、 美容の大敵で老化の原因であるともいわれています。 ◯「秋の夜長」は睡眠改善にうってつけ 睡眠は、身体の機能を整えるのに大切なものにもかかわらず どうしても疎かにされがちです。 実は、乱れた睡眠習慣を改善する一番良い季節が「秋」だと言われています。 中医学では、春から夏に向けて身体全体の働きが活性化する(陽) 秋から冬にかけて沈静化する(陰)、と考えます。 血流・消化吸収・新陳代謝などの身体の機能は、春から活動的になり 夏に最も活発化します。 だからたくさん身体を動かし、時には少々夜更かししても 新たな活力がすぐ湧いてきます。 一方、秋から冬に向けては活力が低下するので、睡眠は「早寝」が基本。 夕暮れが早まり、夜が長くなってくる自然のリズムに合わせて 寝る時間を早め、睡眠時間を長くすることが大切。 長い夜にはしっかり睡眠をとって毎日こまめに疲れをリセットし 健康を維持する事が中医学における「秋の夜長の過ごし方」です。 「秋の夜長」と言われるように、夏に比べて日照時間が少しずつ短くなります。 覚醒と睡眠を切り替えてくれる「メラトニン」という睡眠ホルモンが出やすくなり 睡眠改善を促します。 動物の中には、熊など冬眠するものがいます。 これは、寒くなったからではなく、日が短くなってきたことを 体内時計が感じているのです。 もちろん人間は、冬眠はしませんが、体内時計の働きにより 日の長さに応じて睡眠の状態が変化しています。 そして、「春眠暁を覚えず」という言葉もある通り 睡眠の量や質は季節によって違ってきます。 寝る時間がもったいないと考える方もいるかもしれませんが、身体を回復させ 日中を快適に過ごし、今もこれからも健康を維持するために、睡眠をしっかりとってください。 また、お食事も、生きるために必要な時間です。 食事と睡眠の時間を先に取り分けてから、人生を楽しく過ごすための習慣をぜひつくりましょう。

寝違えたときの対処法

朝起きて、首を動かすと 「イタっ」ってことありませんか? 首がうまく回らず体ごと向いてなんだかぎこちない生活を送る・・・ ストレス溜まりますね(T_T)!!! 今回はたった3分でOK!! 寝違えたときの対処ストレッチについてご紹介します♪♪ ◯ 寝違えの原因とは? 寝違えが起きる主な原因は、睡眠時の姿勢! 通常は体勢が苦しければ、無意識に寝返りを打って、首に負担がかからない体勢にできるのですが
そもそも寝ている場所がせまかったり、枕が合わなかったりと不自然な状態が長く続いたり
過労や泥酔状態によって、寝返りをほとんど打てなかったりすると
長い時間、首まわりに負担がかかり続けて、靭帯や筋肉を傷めてしまうのです。 ◯ 寝違えた時に試してほしい3つのストレッチ ■ 後ろキープ 1.寝違えで首が痛む側の腕を少しずつ後ろに引き上げる。 2.腕を引き上げて、自然に止まったところで20秒キープ。 3.20秒経ったら腕を下ろして、同じことを2セット。 ■ 腰でキープ 1.痛む側の手のひらで真後ろのベルトの真ん中を軽くおさえる。 2.そのまま肘を後ろに引いて20秒キープ。これを2セット。 ■ バンザイキープ 1.痛む側の手を肘角120°でバンザイする。 2.その角度のまま腕を軽く後ろに引いて20秒キープ。これを2セット。 3.最後にバランスを取るために逆側の腕で、各運動を1セットずつ。 ★寝違えた首を冷やすこともダイジです 座った状態でも簡単にできるストレッチなのでぜひ、朝起きて寝違えてしまった〜というと時に
お試しください♪

首の痛みを和らげるストレッチの方法

首の痛みはストレッチで和らげることもできます。 そのためにはまず、首の状態をチェックしなければなりません。 ここでは、自分でできる首の状態をチェックする方法と 簡単な首のストレッチの方法をご紹介します。 ◯首の状態(どちら側が伸びて、どちら側が縮まっているか)をチェックする方法◯ 1.手のひらを合わせて上に向かって伸ばします。 2.伸ばしきったらそのまま下ろし、どちらの手が上かをチェックします。 上になっている手側の首が伸びていて、下になっている手側の首が縮こまっています。 ◯ 縮こまっている首側のストレッチ◯ 縮こまっている側のこみかめあたりに反対側の手をあてて伸ばし、30秒キープします。 ◯ 伸びている首側のストレッチ◯ 肩を上下に30回動かします。 右首が痛い、もしくは左首が痛い場合、その痛みが引き起こされる理由はさまざまです。 上記の内容を参考にして、自身に当てはまるものを理解した上でしっかりと対処していきましょう。

右首が痛い! 左首が痛い! 首の片側だけの痛みを和らげる

つらい首の痛み…… その痛みは右首が痛い、左首が痛いと、片側だけに出る人は 多いのではないでしょうか? なぜ片側にだけに痛みが出るのでしょうか。 【首の片側だけが痛くなるのはなぜ?】 そもそも、右首が痛い、左首が痛いと、なぜ首の片側だけが 痛くなるのでしょうか? ◯スマホやパソコンなどを片方の手でいじっている スマホやパソコンなどを長時間使用していると、首だけでなく肩、腕、手の筋肉に 大きな負担がかかってしまいます。 特にスマホの操作やパソコンのマウスの操作は、利き手で行う場合がほとんどですから 片側に負担が集中してしまい、結果的に首の片側の筋肉にこりや張りといった症状が 現れてしまうのです。 ◯ 横向きに寝ている 睡眠中に横向きの姿勢を続けていると 下側の肩に相当の圧力がかかることになります。 特に、枕の高さやマットレスの硬さなどがカラダに合っていない場合には 肩に負担がかかってしまうため、目覚めた時に右首が痛い、左首が痛いと 片方の首に痛みが生じてしまうことがあります。 ◯ リンパ節が腫れている 首のリンパ節が腫れることで、痛みが生じることもあります。 リンパ節は肩こりや風邪などで腫れることもありますが 血液の悪性腫瘍のひとつである「悪性リンパ腫」といった深刻な病気の可能性もあるため リンパ節が腫れて痛みを感じる場合には、必ず医師の診察を受けるようにしましょう。 【首の痛みを和らげる方法】 では、右首が痛い、左首が痛いと、首の片側だけが痛む場合には どう対処すれば良いのでしょうか? 痛みを和らげる方法をいくつか紹介します。 ◯ 熱感がある場合は冷やす まず、痛みのある部分を手の甲で触ってみます。 患部に熱感がある場合には冷感シートや湿布などを使って冷やして まずは熱を取り除きましょう。 ◯熱感を感じなければ温める 患部に熱感がない場合には温めてみましょう。 冷えなどで血流が滞っている場合には、温めることで血液のめぐりを緩和することができるため 痛みの軽減につながります。 湯船に浸かったり、温かいタオルを使うなどして患部を温めてみてください。 ◯なるべく首を動かさないようにする 基本的に痛みがある場合には安静にすることが大切です。 無理に首を回したりはせずに、できるだけ動かさないようにして 楽な姿勢で過ごすようにしてください。

寝ても寝ても眠いときに考えられる予防法を解説

日中の眠気や疲労に対処するためには、睡眠の質を高めることが重要です。 睡眠の質は、環境や運動、食事など日々の生活習慣を見直すことで改善が期待できます。 【睡眠環境の見直し】 寝室の温度、湿度、寝具、光、音などの環境は睡眠の質と関係するため 自分の睡眠に適した環境づくりが大切です。 室温と湿度は高すぎず低すぎず、寝具や寝間着を利用して適切に保つようにします。 光には覚醒作用があります。 夜の照明は白っぽい昼光色ではなく 夕日色のようなやわらかい光が望ましいとされています。 光の影響はパソコンや携帯電話の液晶画面でも同様です。 寝る30分ぐらい前からは液晶画面を見ないようにしましょう。 また、騒音は寝付きを悪くするだけでなく 深夜の覚醒を増加させる原因にもなります。 騒音を排除できない場合は耳栓を利用するのも一つの方法です。 寝る前に、好きな音楽を聴く、気に入った香りに包まれるなど リラックスタイムを設けて過ごすのもよいでしょう。 【適度な運動とバランスのよい食事】 散歩や軽いジョギングなど適度な運動を毎日続けると寝付きが良くなり 深い眠りが得られるようになります。 また、いくら寝ても疲労が回復しない場合は 原因としてエネルギー不足も考えられます。 疲労回復にはバランスの取れた栄養摂取が必要です。 特に糖質・脂質・タンパク質の三大栄養素と、これらをエネルギーに変えるビタミンB群は 意識して摂るようにしましょう。 【睡眠の質を高めるためには体内時計(概日リズム)の調整がカギ】 睡眠の質を高めるためには体内時計(概日リズム)の調整が大切です。 朝食は目覚めを促し、睡眠と覚醒のリズムにメリハリがつくため きちんと摂りましょう。 慢性的な睡眠不足が続いて、その「負債」が蓄積され心身に支障をきたした状態を 「睡眠負債」といいます。 体内時計(概日リズム)の周期は約25時間であることがわかっていますが 地球の1日の周期は24時間のため、体内時計とは約1時間のずれが発生します。 日常生活ではさまざまな刺激(同調因子)を受けることにより 体内時計が外界の周期に同調して約1時間のずれが修正されています。 その中でもっとも強力な同調因子は光であり、その誤差を調節するの 大きな役割を果たしているのが朝日です。 朝、太陽の光を浴びることで、ずれた時間がリセットされ、毎日同じ時間に眠くなり 同じ時間に起きるようにしています。 また、眠りを促すホルモンであるメラトニンは 光を浴びると分泌が抑制されます。 朝の光を浴びてから約14時間後に分泌されはじめ 夜に分泌が増えるとともに眠気が生じるようになります。 その意味でも、朝の光を毎日浴びることは大切です。 【避けるべき食べ物・嗜好品】 コーヒーや紅茶・緑茶、チョコレートなどに含まれるカフェインには 覚醒作用や利尿作用があるため、就寝前は控えるようにしましょう。 アルコールは寝付きを良くするものの、就寝前の少量の飲酒でも 睡眠の後半(明け方)を障害する可能性があります。 そのため、夜中に目覚めてしまいその後眠れなくなることで 睡眠の質の悪化を招きやすくなります。 就寝前の喫煙も、タバコに含まれるニコチンが刺激となって睡眠を妨げます。 アルコールやタバコは生活習慣病の発症につながる可能性があるため 健康のためにも控えた方がよいでしょう。 また、就寝前の食事、特に脂肪の多い食べ物は消化活動が 睡眠を妨げることになるため注意が必要です。