自律神経の乱れによる背中の痛みの改善方法
◯ 生活習慣の改善
背中の痛みは、背骨のゆがみが原因であることが多いです。
つまり、背骨をゆがませるような生活習慣を改める必要があります。
背骨がゆがむといっても、背骨自体が曲がるわけではありません。
多くの場合は、背骨を支える筋肉の働きが弱まっているのです。
それでは、背骨周辺の筋肉を弱らせる原因とはなんでしょうか。
代表的なのは、姿勢や運動不足です。
猫背や巻き肩の方は、つねに背中が丸まっているため、背中の筋肉に負担をかけます。
あるいは、長時間のデスクワークなどは同じ姿勢が続くため
やはり背中の筋肉がこわばりやすくなります。
背中の筋肉がこわばると、背骨を支える力が低下します。
よって、背骨がゆがみやすくなり、背中の痛みを招きます。
また、運動不足も背骨を歪ませる原因です。
運動不足になると全身の筋力が低下するため、やはり背骨に大きな負担をかけます。
対策としては、正しい姿勢を保つ努力や、適度な運動が求められます。
ストレッチは筋肉の柔軟性を高めるため、正しい姿勢の保持を助けます。
ストレッチ前にお風呂などでゆっくり身体を温めると筋肉のこわばりが解けるため
よりストレッチの効果が高まります。
◯ ストレスを避ける
ストレスは自律神経を乱す大きな原因です。
ストレスを避けることで、自律神経の乱れ、背中の痛みを予防できます。
ストレスを避けるには、具体的なストレスの原因を知ることが大切です。
たとえばストレスを感じるタイミングを記録しておくと、いつ・どのようなときに
ストレスを感じるのか客観的に把握しやすくなります。
すでにストレスがたまっている場合は、発散・解消することも大切です。
趣味、好きなことに打ち込むことや、ゆっくり休息をとるのは
代表的なストレス解消法です。
◯筋肉をほぐす
背中の痛みの原因は、多くの場合、自律神経の乱れによる筋肉の硬直です。
強張った筋肉をほぐすことで、痛みの軽減が期待できます。
もっとも簡単な方法は、マッサージです。
あるいは、背中を温めて筋肉のこわばりをゆるめる方法もあります。
整骨院などでは、温熱機器や電気アンマを利用した治療が行われることもあります。