背中の痛みは自律神経の乱れが原因かも!改善方法や他の原因も紹介!
背中に慢性的な痛みや焼けつくような痛みを感じることはありませんか。
原因不明の背中の痛みは、自律神経からのSOSの可能性があります。
【自律神経とは】
自律神経は、全身の器官をコントロールする神経系です。
具体的には、内臓の働きやホルモン分泌を司ります。
自律神経は、交感神経と副交感神経が交代しながらバランスを保っています。
交感神経はアクセルの役目を果たす神経系で、身体を緊張・興奮させることで
活動性を生み出します。
対して、副交感神経はブレーキをかける神経系です。
身体の活動性を低下させることで、心身をリラックスさせます。
交感神経と副交感神経が、自然と入れ替わることで、心身の健康を保ちます。
もし自律神経のリズムが崩れると、心身にはさまざまな不調があらわれやすくなります。
【背中の痛みは自律神経の乱れが原因か】
背中に痛みがあり、かつ原因が特定できない場合、自律神経障害の可能性が高いです。
自律神経の乱れによる背中の痛みは、左右の肩甲骨の両側・肩甲骨の内側・背骨周辺に
あらわれやすいのが特徴です。
自律神経が乱れると、交感神経が優位になるため、心身が緊張しやすくなります。
心身が緊張すると筋肉が強張りやすくなり、結果として背中の痛みを感じることがあります。
あるいは交感神経の優位によって感覚が過敏になり、些細な刺激にもはげしい痛みを感じてしまうケースもあります。
【自律神経が乱れる原因】
自律神経が乱れる原因の一つは、背骨や骨格のゆがみです。
背骨の周辺には、脊椎に沿って交感神経幹という神経の束が通っています。
背骨がゆがむと交感神経幹が圧迫されるため、交感神経が刺激されやすくなり
結果として背中の痛みを引き起こします。
背骨がゆがむ主な原因は、姿勢の悪さや、パソコンなどの長時間使用です。
そのほか、疲労やストレスの蓄積が背骨のゆがみを引き起こすこともあります。
身体に疲労が溜まると、筋肉のバランスに支障をきたします。
筋肉のバランスの異常を放置すると、背骨や骨格にゆがみが生じやすくなります。
すると脊椎周辺にある交感神経が圧迫されるため、やはり背中の痛みが引き起こされます。
自律神経の乱れが原因の背中の痛みは、神経痛のような痛みと表現されることが多いです。
具体的には、ズキズキ・ビリビリ・チクチク・ジンジンするような痛みです。
あるいは、焼けつくような痛みを感じる場合もあります。