こむらがえりの治療法とセルフケア
こむらがえりの治療法とセルフケア
【ミネラル不足を防ぐ】
予防するには、十分なミネラルの摂取が欠かせません。
マグネシウムは、アオサやワカメ、ヒジキなどの海藻類のほか
ナッツ類に多く含まれています。
また、カルシウムは牛乳やチーズなどの乳製品、豆腐や生揚げなどの大豆製品
ししゃもやしらすなど、骨ごと食べられる魚に多く含有されています。
カリウムは、長いもやさつまいもなどのイモ類、バナナやキウイなどの果物に豊富です。
これらの食品はミネラルだけでなく、ほかの栄養価もすぐれているので
意識的に摂取しましょう。
【運動中や就寝前は水分補給を】
運動時や就寝時は、水分不足でこむらがえりが起きやすくなります。
運動中は、スポーツドリンクなどで水分とミネラルをこまめに補給しましょう。
また、運動前にカリウムが豊富なバナナを食べるのも予防になります。
就寝前にコップ1杯の水を飲むことも有効です。
足が冷える人は、就寝時に靴下やストッキングを履くのも、予防につながります。
【筋肉をほぐす波止場のポーズ】
こむらがえりの予防策としては、筋肉をほぐす「波止場のポーズ」が
簡単で効果も期待できます。
まず、30〜50cmの台、または椅子に片足を乗せます。
この足に体重をかけ、もう片方の足はかかとを上げないようにして
太ももとふくらはぎの筋肉を伸ばします。
そして、息を吐きながら7秒キープすればOK。
足を入れ替えて、同様に行います。
左右の足、それぞれ15回ずつ繰り返すと、ふくらはぎや太ももの筋肉がストレッチされ
血行がよくなります。
【応急処置は患部を伸ばすこと】
こむらがえりが起きた場合は、応急処置として患部を伸ばします。
足の指を持ち、体の方へと引き寄せ、アキレス腱を伸ばしましょう。
また、壁に足の裏を押しつけて、ふくらはぎを伸ばしても。
ただし、無理やり一気に伸ばすと筋肉が損傷し、肉離れを起こすことがあります。
慎重に、ゆっくり伸ばしてください。