あなどってはいけない疲労・倦怠感
あなどってはいけない疲労・倦怠感
最近、だんだんと暖かくなってきましたよね。
「春だなぁ」と少しウキウキするのですが
なぜか体のだるさ、倦怠感も感じるような気がします。
動きたくないわけではないのに
動き始めるのに時間がかかるというか……
季節の変わり目には、体調の変化を感じやすくなりますよね。
寒暖の差が大きくなることでの不調もありますが
この「だるい」という感覚は、色々な病気のサインの可能性もありますから
軽く考えない方が良いこともありますよ。
【回復しない疲労は、病気のサインかも】
どんな病気にも、「疲れた、だるい」という症状は出ますが
6カ月以上にわたって疲れが続くか
疲れが繰り返されている状態を「慢性疲労」と呼びます。
日本人のおよそ45%がこのような慢性的な
疲労を抱えているとされています。
かつて、「疲労・倦怠感」という感覚は
運動などにより体の中に乳酸が蓄積することで起こる、と
考えられていました。
実際に、運動後は一時的に、血液中の乳酸量が増えます。
しかしこれは一過性の変化であり
運動後1時間以内には元のレベルまで戻ってしまうのです。
さらにここ数年の研究で、慢性疲労症候群である場合は、脳内に炎症が起きている
あるいは脳・神経細胞への血流が低下していることが分かってきました。
【身体の疲れを感じたら?】
あるアンケート調査によると、疲労回復に効果がある方法として、入浴
コーヒーを飲むこと、アニマルセラピー、笑うこと、アロマセラピー
指圧などが挙げられています。
リラックスすると心の疲れがとれる感じがしますよね。
また、軽い運動をしてぐっすり眠ること背中や体の中心を温めることも
倦怠感の改善に効果があります。
疲労や倦怠感を感じたときはまず
これらのことを試してみてはいかがでしょうか。
それでも改善されないとき、あるいは疲労・倦怠感が長く続くときは
何らかの病気が隠れているのかもしれません。
いずれの場合でも、早期発見、早期治療が大切なのです。