【三大ツボを刺激してむくみを解消】
下半身のむくみを感じたときには、
次の3つのツボを刺激してみましょう。
ツボは指の腹でやわらかく
ほぐすように押すのが基本。
太谿たいけいは軽くつまむように
もむのも効果的です。
いずれにしても痛みを感じるほど
強く刺激するのは避けて、
やさしいタッチを心がけましょう。
●三陰交さんいんこう
内くるぶしの頂点から
指4本分上がったところで、
骨と筋肉の境目に位置します。
全身の血の巡りを良くし、
冷えやむくみのほか、
生理痛などの改善に効果があります。
●陰陵泉いんりょうせん
ひざの下の内側の指4本分ほど下がった
骨を上から下へとたどると、
骨が大きく曲がって細くなるところがあります。
その細くなったくぼみに位置します。
余分な水分の代謝を促し、
むくみを改善するほか、
下痢や食欲不振、
ひざの痛みなどにも効果があります。
●太谿(たいけい)
内くるぶしとアキレス腱の間にあるくぼみに位置します。
下半身の冷えやむくみを改善します。
アンチエイジングのツボとしてもよく知られています。
足首の動きを良くするうえでも効果的です。
ツボ押しはできればお風呂上がりなど、体が温まり、
皮膚がやわらかくなった状態で行うのがお勧めです。
心身ともにリラックスした状態で行うことで、
よりツボを刺激しやすくなります。
ツボ押しに加えて、ふくらはぎの筋肉を気持ちよく
伸ばすようなストレッチもむくみ解消に効果的です。
さらに、むくみ予防には下半身の筋肉を
しっかり付けることも必須。
スクワットなど自宅でも簡単にできる筋トレをはじめ、
定期的な運動を続けることが大切です。
【慢性的なむくみは医療機関などで相談を】
ひと晩寝れば翌朝には回復するような一過性のむくみは、
これまで説明した冷え対策を始めとする
健康的な生活習慣で予防や改善が可能です。
しかし、むくみが何日も続いている、むくんでいる部分を指で押すと
なかなか皮膚が元に戻らない、むくみすぎて歩くときに痛みを感じるなど、
明らかな異常を感じる場合にはまず医療機関を受診し、
適切な治療を受けることが必要です。
慢性的なむくみの背景には心臓や腎臓、
肝臓などに何らかの障害が隠れている可能性があるからです。
「むくみやすいのはいつものことだから」
などと考えて放置したりせず、
その日のむくみはその日のうちに
セルフケアで解消する習慣をつけましょう。
何らかの異常が生じたときにも早く気づくことができ、
健康の維持に役立つはずです。
■むくみ解消のまとめ
・体の冷えを解消する
・余分な水分の代謝を促す
・下半身の筋肉を付ける
・慢性的なむくみは、医療機関に相談
日頃のケアの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございます。