2月 2024

やせている人には理由があった!生活習慣病予防

やせている人には理由があった!生活習慣病予防 「そんなに食べてないのに、体重が増えている」と お悩みの人は多いのではないでしょうか? 特に35歳以降は基礎代謝が落ちる上、活動量も減るために 脂肪が蓄積してしまいがちです。 でも、中には、年齢が同じで、しっかり食べているように見えるのに 全然太らないといううらやましい人もいます。 ◯ スリム習慣1 【空腹センサーに従って食べる】 空腹センサーとは、過剰に太らないために 満腹・空腹を感じとる感覚のことです。 スリムな人はこのセンサーが非常に敏感で、「おなかがすいていないから食べない」 「お腹がすいたから食べる」ということを忠実に守っています。 空腹になってから食べるものは、おいしく感じられる上に その多くがエネルギーに転換されますので、脂肪として蓄積しません。 一方、太り気味の人は「おなかがすいていないけど、時間だから」「付き合いだから」とか 「もったいない」など、ついつい食べ過ぎてしまう傾向にあるので 摂取カロリー自体が多くなるだけでなく、食べたものが脂肪として蓄積しやすいのです。 これからは、胃袋に「今、おなかがすいている?」と問いかけて YESだったら食べるようにしましょう。 ◯ スリム習慣2 【空腹がおさまったら、食べ物から離れる】 太りやすい人は、毎食おなかいっぱいまで食べてしまいますが 実はほどよく満腹になった腹八分目が、本当の満腹状態なのです。 満腹を感じる脳の視床下部は、食後20分ほどたたないと「満腹信号」を出すことができません。 だから、とりあえず空腹がおさまったら、食卓を離れ20分間ほどテレビを見たり 新聞を読んだりしてみましょう。 それでも食べたりないようであれば、もう少しだけ食べるようにします。 外食のときは、少なめに頼んで、足りなければ追加注文をするとよいでしょう。 ◯スリム習慣3 【「3食神話」にとらわれず、1食は軽くする】 朝食は家族が用意してくれたから食べる、昼食は時間がきたから定食を食べる 夕食は飲み会の帰りにしめのラーメンを食べる…… という行動パターンが、中年男性には多いようです。 これでは食べすぎです。 中年になってもスリムな人は、3食のうち1食はおかずだけ そばだけなど軽食にしています。 太りたくない人は、おなかがすいていないのに食べている1食を軽くし 栄養バランスを1日のトータルで考えましょう。 お勧めは、サラダなどの野菜類とゆで卵や冷しゃぶなどのたんぱく質を 組み合わせたお弁当を持参して食べること。 これなら夜のおつきあいで多少食べ過ぎても大丈夫です。 「3食神話」にとらわれている限り、いつまでたってもやせることはできません。

「眠れない、起きられない」

「眠れない、起きられない」 布団に入ってもなかなか眠れず、悶々として寝返りを繰り返している うち夜が明けてしまったという人も少なくないでしょう。 ごくたまに起こることなら、まあ、そんなこともあると受け止めてもいいのですが それが何日も続くようなら一度かかりつけのお医者さんと相談してください。 私たちの脳の中(視交叉上核(しこうさじょうかく))には 睡眠や体温、血圧などの変動のリズムを整えている“体内時計”があります。 朝、目覚めたときの太陽の光で体内時計のスタートボタンがオンになり その時点から、決められたタイムスケジュールに従って全身の機能が動き始めます。 そうなりますと、暗くなったら眠くなるというプログラムもスタートして おおよそ15時間後に眠くなります。 朝の明るい光が目に入ってくるのが遅れれば その遅れた時点からタイムスケジュールがスタートしますので その遅れた時間だけ眠くなる時間も遅くなります。 このタイムスケジュールのオンの時間の遅れが常態化すれば “眠れない、起きられない”も常態化します。 そうならないためには、何より“早起き”が大切です。 朝起きたら、たっぷりと朝の光をカラダに注いで 体内時計のスタートボタンをオンにすることです。 そして昼間、運動をして全身の代謝をよくしておくことや 寝る前にぬるめの湯にゆっくりと浸かり、カラダを温めて気分をゆったりとすることや 夜は明る過ぎる部屋にはいないことなどを心がけましょう。

からだの調子を シタしらべ。

体調を崩していませんか。 ちょっと鏡で舌をチェックしてみましょう。 舌の上に苔のようなものがたくさん生えていたら要注意です。 これは、「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる苔状の付着物。 健康な時はうっすらと付く程度ですが 胃腸の調子が悪い時や寝不足の時などに量が増えると言われています。 もし舌の色が見えないほどびっしりと付いていたら 特に注意が必要ですよ。舌は健康のバロメーター。 東洋医学では、舌で健康状態を診断する「舌診」が古来より行われているのです。 「舌苔」以外にも、舌の厚みや色で体の状態を知ることができます。 舌の厚みは体の水分量を表しており 舌が薄いという場合は水分や栄養分が不足しているサイン。 逆に舌が腫れぼったい場合は 体内に余計な水分が溜まっているサインです。 新陳代謝を促すようにしましょう。 また舌の色は、健康な状態では淡紅色をしていますが 白っぽい場合は体が冷えている状態。 赤みを帯びている場合は熱がこもっている状態を表しています。 紫がかった暗い色の場合は 血液の循環が悪くなっている可能性があります。 意外と舐めてかかれない、舌のサイン。 生活習慣を見直すいいきっかけになるかもしれません。

「冷え性」と「低体温」の違いって?

「冷え性」と「低体温」の違いって? 現代人の冷えの原因は、基礎代謝の低下、食生活、過度な緊張やストレス 睡眠不足、自律神経の乱れなど多岐にわたります。 「冷えは万病の元」と言われているように 体や心の不調と冷えが結びついていると考えられています。 まずは、似ているようで大きく異なる 「冷え性」と「低体温」の違いについてご紹介します。 「冷え性」とは 冷え性とは、人が寒さを感じない程度の温度環境で手足などが冷えることを指します。 必ずしも体温が低かったり、触ると冷たいというわけではありません。 「低体温」とは 低体温とは、代謝によって発生する熱と、体から逃げていく熱のバランスが崩れ 深部体温が35度以下まで低くなることを指します。 生活習慣で冷え対策をするには? まずはあなたの「冷え」をチェックしてみましょう。 「冷え」チェック □ 頭痛や肩こりが気になる □ 体力がなく疲れやすい □ 腹痛や下痢が多い □ 吹き出物や肌荒れが気になる □ 顔や上半身がのぼせる □ 寝つきが悪い 一つでもチェックが付いた方は、その症状に冷えが関係している可能性があります。 日々の生活習慣と冷え性は大きく関わっています。 ここでは、生活習慣から体の冷えを防ぐためのポイントをご紹介します。 【ポイント1】運動習慣を身に付ける 体を動かすことで血液の流れが良くなり、新陳代謝が促進され 体温の上昇につながります。 仕事や家事の合間に簡単なストレッチをする、積極的に階段を利用する 近所へは徒歩で移動するなどして、寒い季節でも体を動かすように心掛けましょう。 【ポイント2】ストレスをためない ストレスをため込むと、神経のバランスが崩れて体の末端の血流が悪くなり 体が冷えてしまいます。 十分な睡眠と休息の時間を確保し、ストレスをため込まないようにしましょう。 【ポイント3】起床時に白湯を飲む 起床時は体温が最も低く、また一日の中で最も水分が失われています。 体が水分を吸収しやすい起床時に白湯を飲むことで内側から体を温めることができます。 白湯は胃に負担がかからないよう、少し冷ましてから飲むようにしましょう。 【ポイント4】半身浴をする 38~40℃くらいのぬるめのお湯に入浴することで体を温めることができます。 じんわり汗をかくくらいまでお湯に漬かるようにし 入浴後は湯冷めしないように速やかに衣類を着ましょう。

風邪対策に水分補給

風邪対策に水分補給 寒くなってきてからというもの、職場で、街中で 風邪を引いている人をよく見かけるようになりました。 風邪対策の王道であるうがい、手洗いに加えて「水分補給」も 大事な予防策のひとつです。 風邪やインフルエンザの原因となるウイルスは 乾燥した状態で活発に活動します。 反対に湿度50%以上になると活動が急激に低下します。 水分補給は喉や鼻の粘膜をうるおしてウイルスの侵入を防ぐと同時に 侵入したウイルスを痰や鼻水によって体外に排出する作用を助けます。 また、風邪をひいてしまったら発熱や食欲低下、下痢、嘔吐などの 症状により体からの水分排出が多くなりますので 普段以上にきちんと水分を補給するようにしましょう。 脳卒中、心筋梗塞予防に水分補給 冬場には脳卒中や心筋梗塞の発症が増えます。 これは寒くなって血圧が上昇することも一因ではありますが 水分補給も大いに関わっています。 寒くなって汗をかかなくなり、のどの乾きを自覚しにくくなる冬場は 水分摂取が少なくなります。 水分摂取が少ないと、血液の粘度が上がり いわゆる「ドロドロ」の状態となります。 ドロドロ血液によって血管が詰まりやすくなり 結果として脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性が高くなります。 脳卒中、心筋梗塞予防のためにも、冬場も水分補給!です。

歩いて心身ともに健康生活

歩いて心身ともに健康生活 ジムに通うのも一手ですが、もっと簡単に より日常的に体を動かしていくことが大事と思います。 ジム通いは週末だけかもしれませんが 毎日、なにかしら体を動かすことが健康づくりにつながります。 まず家を出て歩きましょう。 街を、山を歩きましょう。 ゴルフも良いでしょう。 城巡りも良いかと思います。 1万歩はなかなか難しいです。 2時間近く歩いてやっと1万歩でしょうか。 意識してウォーキングなど、1日に8,000歩くらいを目標にしましょう。 実は歩くことは単なる運動ということではありません。 歩いて発見することも多いはず。 四季の花々、我が街にこんな店があった、あんな建物があったということ 運動になるだけでなく、想像より楽しいな、と思えてくるのです。 楽しいこと、こんなものがあったんだという発見、そういったことが大事です。 高齢になると「きょういく」と「きょうよう」が重要だとか。 「今日、行くところがある」、「今日、用事がある」ことです。 コロナ禍による巣ごもり生活で、気持ちも沈みがちになっていませんでしたか。 同じような毎日では精神的にも参ってしまいます。 犬も歩けば棒に当たる、人も歩けば発見、楽しみに当たる、です。 歩くことは、精神衛生上も良いことだと思いませんか。 市民の健康づくりを目指してウォーキングロードを整備している市もあります。 スマートウエルネスシティとか称するそうです。 黙々と走るのも良いと思います。 「それはしんどいなあ」と思う方、とりあえず歩いてみませんか。心身ともに健康になるかも。

パソコンと頸椎ヘルニアの関係

パソコンと頸椎ヘルニアの関係 一日中パソコン仕事で首や肩のこりがひどい 現代において、パソコンを使って仕事をしなくてはいけない というひとはどんどん増えていると思います。 パソコンは非常に便利で作業を効率的にしてくれたり パソコンでしかできない仕事もある反面 毎日のデスクワークでの無理が重なり、肩こりや首の痛み 腰痛をうったえてご来院なさる方も多くいらっしゃいます。 しかし、そうした肩のこりや首の痛み、腰の痛みを放っておくと さらに深刻な痛みや、頸椎(けいつい)ヘルニアなどの病気の原因にも なりかねませんので、早いうちに対策を講じておくことが非常に重要です。 同じ姿勢を長時間続けないように まず、一番簡単に行っていただける方法としては 同じ姿勢を長時間続けないようにすることがあげられます。 会社で朝、ラジオ体操などの朝礼を行ったり ストレッチを行ったりしているところもあるかと思いますが デスクワークが主の会社では、出勤と同時に自分の席に着き 仕事を始めたりと、あまり皆で体操をしてから仕事を始める というのは多くないかもしれません。 もちろん、朝に簡単な体操をしてから仕事にとりかかる、というのも 体を動かす仕事の場合はけがの予防などにもつながるので良いのですが デスクワークの場合は、仕事の前にするよりも 仕事の合間に体操やストレッチをする方が効果的です。 仕事に集中していると、4、5時間同じ姿勢でパソコンに向かっている という患者さまのお話を聞くこともありますが、長時間同じ姿勢でいると 身体の一カ所や、同じ部分に負荷がかかってしまうため 非常によくないので、意識的に身体を伸ばしたり、ストレッチをしたりする必要があります。 ラジオ体操などの体操やストレッチを行っている場合には、 体の隅々まできちんと伸ばしたり、指先もきちんと動かしたりすることにより 体操の強度があがり、血行も隅々まで行き渡るので、効果的と言えます。 体操をするときは、指先やつま先までしっかり伸ばして行うよう、心がけましょう。 スペースなどの問題で、なかなか全身を動かして体操はできない、という場合でも 意識的に1、2時間おきに席を立って笑だを動かすとか 椅子に座ったままでもできる肩のストレッチをしたり、首を回したり、 目の体操をしたり、といったことをするだけでも、少し違ってくると思います。 しっかりとした体操をすることより、こまめに動かしておくことが大事なので 意識して仕事の合間に行ってみてください。

要注意!偏食・少食がもたらす、疲れのループ

要注意!偏食・少食がもたらす、疲れのループ 「しっかり食べているのに疲れが取れない」という人は せっかく食べたものがムダになっているかも知れません。 【偏食・少食がもたらす、負のループとは?】 汗でカラダから塩分が失われると、塩を主成分とする消化液の分泌が減り 消化能力がダウンしてしまいます。 人は胃腸がしっかり働かないと、食欲が起こりません。 食欲がないと水分ばかりになったり、さっぱりしたものを 少しだけしか食べられなかったり…… 気がつけば食べているのは、めん類やパンばかりだったりします。 軟らかい物はよく噛まずに食べがちで、唾液の分泌量が減ってしまい 胃腸の働きを弱めます。 また、手っ取り早くエネルギーを補おうと、甘い物ばかり食べていると 代謝に必要なビタミンB群が不足して 糖質をエネルギーに変換できずに疲労をためてしまいます。 これが偏食・少食が疲れをもたらす、負のループです。 【ホッとする!疲労回復に良い食べ物】 疲労回復には何といっても「1日3食」と「栄養バランスのよい食事」です。 栄養バランスを整えるのに理想的な食事は ごはん・汁物・おかず3品の「一汁三菜」といわれている日本の献立て。 偏食・少食グセがついていると、1日3回は食べられないかもしれません。 その場合は、1日1食だけでも「一汁三菜」を取り入れることから始めてみましょう。 胃腸がしっかり働くようになると、自然と食欲も回復してきます。 疲労回復のために積極的に摂るとよい栄養素は、次の3つです。 ①糖質 炭水化物に代表される糖質は、疲労回復に効果的。 「ダイエットには糖質制限」という考え方が一般的になっていますが 糖質は私たちに大事なエネルギー源であり、特に、脳にとっては必要不可欠です。 摂り過ぎはNGですが、摂取カロリー全体の50〜65%を目安にするとよいでしょう。 ②ビタミンB群 糖質や脂質、タンパク質をエネルギーに変えるのが、ビタミンB1、ビタミンB2 ビタミンB6などで、それぞれが助け合って働いています。 ビタミンB群を多く含むのは次の食材です。 豚肉 ラム肉 牛肉(赤身) 卵 ウナギ ③タウリン ビタミンB群の吸収を高め、エネルギー変換の効率を良くする働きがあります。 アミノ酸の一種で、体の各組織、特に筋肉に多く含まれ、細胞を正常に保ち 筋肉の動きをスムーズにすることで疲労回復に導きます。 食べ物で多く含んでいるのは、カキ、イカ、タコなどの魚介類です。