10月 2022

寝ても寝ても眠いときに考えられる原因と予防法を解説

「しっかり寝たはずなのに眠い」「疲れが残って朝起きるのがつらい」「やる気が出ない」 そんな経験はありませんか。睡眠不足や睡眠の質の低下などの他に
実は過眠症や睡眠障害などが隠れている可能性もあります。 今回は日中の眠気や疲労の意外な原因を探るとともに
日常生活で実践できる快眠のための対策をご紹介します。 【日中の眠気やだるさの原因とは】 昼間、活動しなければならない時間帯に眠気におそわれて
「仕事に集中できない」「授業中に寝てしまう」など
睡眠トラブルで困った経験はありませんか。 自分では寝たつもりでも睡眠不足かもしれません。 あるいは睡眠に関わる病気が隠れている可能性もあります。 まずは昼間に眠くなる原因を探ることから始めてみましょう。 【日常生活から考えられる原因】 ■睡眠不足 日本人の標準的な睡眠時間は6時間以上7時間未満とされています。
高齢者は若い人に比べて短く、日の長い夏は冬よりも短いなど
睡眠時間は年齢、季節、個人差によって変わりますが
必要な時間は6~8時間程度が妥当といわれています。 そんな中、現代人は多忙で、横になってもストレスで寝付けないなど
睡眠時間が思うように確保できていない可能性があります。 また、睡眠不足の原因では、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう
「睡眠時無呼吸症候群」や夕方から深夜にかけて足を動かさずにはいられなくなる
「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)」などの病気の可能性があるため
注意が必要です。 ■睡眠環境 寝付きを良くし、睡眠の質を高めるためには適切な睡眠環境が重要です。 寝室の温度や湿度は高すぎても低すぎてもなかなか眠ることができません。 寝室の照明が明るすぎたり、白っぽい色味であったりすると
睡眠の質が低下する可能性があります。 また、騒音や物音は眠りを妨げる原因となります。 ■生活習慣 毎日決まった時間に就寝し、決まった時間に起床するといった
規則正しい睡眠リズムが大切です。 そういった睡眠習慣がないと、生活リズムの崩れにより快眠を得づらくなります。 シフト制の勤務や夜間勤務の場合はご自身の生活リズムに合わせて
睡眠リズムを調整してみましょう。 過度の飲酒や喫煙は脳を刺激して睡眠を妨げる原因になるため
おすすめできません。 また、運動習慣がある人は不眠症が少ないことが分かっています。■ストレス 精神的ストレスや身体的ストレスを感じていると
自律神経の交感神経系が刺激され副交感神経よりも優位になり
脳や体が興奮状態になって眠気が生じづらくなります。 眠ることができた場合でも、交感神経系の優位により
脳の疲労を回復させるノンレム睡眠(深い眠り)が少なくなるため
眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めてしまいます。 【エネルギーの不足による影響】 私たちの体には細胞の機能を修復する働きが備わっていて
十分なエネルギーがあれば、睡眠などの休息によって本来の機能が果たされ
疲れが回復します。 ところがエネルギーが不足していると
細胞修復が間に合わず本来の機能を果たせなくなり
寝ても疲れがとれないと感じる状態に陥ります。 エネルギーの源は糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素です。 これらが不足するような過度な糖質制限やダイエットは注意が必要です。 【女性ホルモンの影響】 月経前に起こる月経前症候群(PMS)の症状の一つとして
黄体期(月経前2週間)にはプロゲステロン(黄体ホルモン)の増加により
基礎体温が高くなり、一日の体温リズムにメリハリがなくなるため
日中に眠気が強くなることがあります。 閉経後は女性ホルモンの分泌量が大幅に減少することで
さまざまな更年期症状が生じます。 その一つとして睡眠が浅く、短くなることがあり
その影響で日中に眠気が生じます。 妊娠の前期には、プロゲステロンの影響で日中の眠気が強くなる傾向があります。中期になると比較的安定しますが、後期には子宮の増大や収縮
胎動、頻尿、腰痛などにより中途覚醒(夜中に途中で起きてしまうこと)が
生じやすくなり、睡眠が浅くなります。

低気圧になると頭痛・関節痛が起こる「気象病(天気病)」とは?

本日は対処法についてお話しします! このようにつらい気象病、お天気自体をどうこうすることはできませんが
症状を楽にすることはできます。 気象病が起こりやすい人は、どんな気象条件でどのような症状が出るのかを
把握しておくことが大切。 気温・気圧・湿度など正確な数値がわかっていれば
ある程度の予測がつき対策を立てやすくなります。 例えば雨の日に症状が出るなら、天候だけでなく、気温や気圧の変化
湿度や何時ごろ具合が悪くなるかなど、詳細に記録しましょう。 予測できるようになれば、その時間にあわせてスケジュールをゆったりめに調整する
マッサージを受けるなど、症状を和らげる行動ができますね。 それからリラックスすることも大切。 気象病によって自律神経のバランスが崩れてしまうことが多くあります。
自律神経を整えるには、生活リズムを安定させるため
決まった時間に食事・睡眠を行うこと。 また、栄養バランスのとれた食事をとるようにしましょう。 お腹を膨らませて息を吸い込み(5秒)、お腹をへこませながら息を吐く(10秒)という
腹式呼吸を1日に5~10回程度行うのも効果的です。 ストレスも自律神経を大きく乱します。 気の置けない友人と話をする、半身浴やアロマテラピーで癒しの時間を作る
お気に入りの場所でのんびり音楽を聴くなど
自分がリラックスできる場所やことを確保してくださいね。 このようにストレスから身を守る方法を身に着けておきましょう。 次に、運動。運動を行うことで倦怠感がとれることもありますし
気分転換にもなります。 体が疲れれば眠りやすくなるので、質の良い深い睡眠によって体の様々な
不調を回復させることもできます。 タバコやお酒の摂りすぎには要注意! 特にタバコは血管を収縮して血流を滞らせ
気象病の症状を悪化させる恐れがあります。 気象病かな?と感じたら、この記事の対処法をぜひ試してみてください。 頭痛やめまい、肩コリなど気象病かと思われる症状でも
実は心臓病や肝臓病など重大な内臓疾患であったり
クモ膜下出血や脳腫瘍など脳の異変を知らせたりするケースの可能性もあります。 症状がどうしても改善しない、という場合は
医師に相談してみることをおすすめします。

低気圧になると頭痛・関節痛が起こる「気象病(天気病)」とは?

◯気象病とは? 気象病とは、台風や梅雨、雨の前など、気温や気圧・湿度という気候の変化によって 引き起こされる身体の不調の総称です。 心あたりがないのに突然体調が悪くなったり、原因不明の不調を感じたりする場合は 気象病の可能性があります。 ◯気象病の原因とは 気象病の原因は、気温・気圧・湿度の変化による自律神経への影響、身体へのストレス そして前線や低気圧によって人間にかかる圧力の変化です。 天気が変わる前というのは、気圧が変化することが多くあります。 目に見えないためにあまり意識していませんが 気圧という圧力は常に人間にかかっているもの。 その圧力が変化すると、体の中から外側に向けている圧力も 変化させなくてはなりません。 外からの圧力だけがあがったら、体が潰れてしまうからです。 そこで、外からの圧力に対して体の内側の圧力をチューニングするのですが その調整がうまくいかないと、体の不調の原因になってしまうのです。 これと同じように、気温や湿度の変化によって 人間の体は周囲の変化に順応しようとします。 暑ければ汗をかいたり、寒ければ体温を上げようとするのです。 その調整がスムーズにいかないと、気象病という様々な不調があらわれてしまいます。 さらに気温や天候、気圧の変化は、肉体だけでなく精神も疲れさせ 自律神経のバランスを崩すこともあります。 ◯気象病の症状 気象病の症状は、実にさまざまです。 頭痛、低血圧、高血圧、集中力不足、気分の落ち込み、狭心症、リウマチ、関節炎、ぜんそく 腹痛、肩コリ、首のコリ、神経痛、耳鳴り、めまい、不整脈、血栓症、神経痛などなど。 よくいわれているのが、「頭痛」で、特に片頭痛が起きやすくなります。 肩こり、めまいなどが強く出てくることもよく知られています。 「昔負った古傷がしくしくと痛む」というような 肉体的な変化が生じる人もいるでしょう。 また、非常に体がだるくなったり、強い眠気に襲われたりするといった 意欲の減退やマイナス思考などの「精神面」に関わる症状がでてくる可能性もあります。

親指の付け根が痛い腱鞘炎、原因はスマホも?

慢性的な痛みで悩む人が多い手の痛み。 最近では、手の使い過ぎで親指の付け根が痛くなる方が増えています。 その痛みは、腱鞘炎(けんしょうえん)かもしれません。 腱鞘炎の痛みはどの様な動作で起こるのか 治療法や予防などについてお話しします! 1.腱鞘炎にはどうしてなるのか 腱鞘炎(けんしょうえん)の腱鞘とは、手を動かす役目がある筋を包んでいる トンネルのようなものです。場所は、手首の親指側の部分です。 手の使い過ぎでトンネル部分が浮腫んだり、炎症を起こしたりして 細胞が傷ついて症状が出ます。 その症状は、手の痛みや、動かしにくさとして現れるのです。 手の腱鞘が腫れて、手の親指の付け根や手首部分に症状が出るものは 狭窄腱鞘炎といい、別名「ドルゲバン病」といいます。 腱鞘炎になりやすい人は、妊娠中や産後、閉経後の女性です。 これは、腱鞘の症状の悪化が、女性ホルモンに影響されやすいためです。 腱鞘炎は、ホルモンの変動が大きく、家事や子育てなどで 手をよくつかう女性がかかりやすい病気です。 また、自宅で介護をしていて手首の痛みを感じ、受診する方が増えています。 80、90歳代の介護をする子供世代は50、60歳代であることが多く ちょうど女性は更年期にあたり、腱鞘炎になりやすい世代なのです。 男性で腱鞘炎になる方は、パソコンやスマートフォン(スマホ)をよく使う人 スポーツなどで手首をひねる動作が多い人などがかかりやすいといえます。 最近では、スマホを長時間使い過ぎで若い世代でも「スマホ腱鞘炎」になる人が 増えているため、年代に関係なく、手をよく使う人は注意が必要です。 2.腱鞘炎の痛みはどんな痛み?症状は 手の親指側の手首〜手の甲、親指の付け根にある筋の部分が腫れます。 症状が強い方は、両手を比べると明らかに腫れているほうがどちらかなのかが分かります。 さらに、手首や親指付け根に痛みが出ます。 手を使っていない安静時にはほとんど痛みを感じませんが、 手首や親指を動かすと、痛みが走るのです。 雑巾をしぼる動作や物をつかむ動作、親指の曲げ伸ばしをするときに手首が痛みます。 3.腱鞘炎の治療は? 手を使わないで安静にすることが一番の治療です。 パソコンやスマホを触る時間を減らす、念入りに家事をする時間を減らし 手の腱を安静にする必要があります。 サポーターもおすすめです! サポーターは、手首の動きを制限し、安静を保てるようにするものです。 腱鞘炎に対してストレッチをするのも効果的です。 入浴時は血流がよくなっているので、浴槽の中でのストレッチがおすすめ。 【ストレッチ法】 手首から下の腕の手首近くの筋がよく伸びるストレッチです。 ①腕を前にまっすぐに伸ばし、手の甲をつかんで指先を下に向けて10秒。 ②反対に、指先を上に向け、手のひらをつかんで10秒数えます。 ただし、手首の腫れや痛みが強い時にはストレッチは不向きですので 医師と相談してから行いましょう。

季節の変わり目を健康に過ごすために大切なこと

季節の変わり目に表れる体調不良は、体から心の症状まで多岐にわたります。 気候の変化は避けられませんが、自律神経のバランスを整えることで 症状を緩和できます。 健康に過ごすために、日々の生活の中で以下のようなことに気を配ってみましょう。 ⬜︎自律神経を整える栄養素を摂る ・ビタミンB群…神経の働きを正常に保つ役割があるビタミンB群は ストレスをためこんだ状態が続くと消費されやすく 不足すると自律神経のバランスが崩れやすくなります。 ビタミンB6やB12が含まれている秋の味覚を代表するサンマをはじめ カツオやウナギなどを、日頃からしっかり取り入れましょう。 昆布やワカメ、ヒジキなどに含まれるマグネシウムと一緒に摂取するようにすると ビタミンB群の働きを助けるのでより効果的です。 ・マンガン…干ししいたけ、キウイフルーツなどに含まれるマンガンは 神経過敏を和らげるとされています。 ・カルシウム…牛乳やニボシなどに含まれるカルシウムは イライラした気持ちや興奮を抑えて眠りにつきやすくする働きがあります。 ・GABA(ギャバ)…アミノ酸の一種であるGABAは、不足すると 自律神経が乱れやすくなると言われています。 トマトに多く含まれていますので、1日1個を目安に、習慣化して食事に取り入れてみましょう。 ・カフェインレスの飲み物…朝や仕事始めにコーヒーを飲む方もいるでしょう。 コーヒーは交感神経を活発にさせます。 気圧や気温の変化によって自律神経が乱れているときは控えて カフェインレスの飲み物を選ぶといいでしょう。 ・睡眠をしっかり取る 寝ている間は副交感神経が優位に働き、体や心を休ませてくれます。 38~40℃の湯をバスタブにはり、10分以上ゆったりつかると寝付きが良くなり ぐっすり眠ることができるようです。 ・朝食を食べて、朝日を浴びる 寝ている間優位に働く副交感神経のほうが、腸に働きかけて便意を促します。 昼の交感神経に切り替わる前に、朝食を食べて腸を刺激して排便習慣をつけましょう。 腸内環境が整うと、自律神経のバランスも整うと考えられています。 そして、朝日を浴びると「幸せホルモン」とも呼ばれる「セロトニン」が分泌されます。 体だけではなく心の調子も整える役割があるため、数分間でも朝日を浴びておきましょう。 ・室内と屋外の温度差を減らす 暑い日に冷房がしっかり効いた部屋にいると、体のだるさを感じることもあると思います。 これは寒暖差に対応するためにエネルギーを使っているからです。 屋外と室内の温度差が開きすぎないように、エアコンの設定温度を見直しましょう。 夏場は扇風機を併用して調整し、冬場は湯たんぽや、温かい飲み物で じんわりと体を温めるといいでしょう。 ・耳をマッサージする 気圧を察知する内耳の器官は、血行が悪くなると浮腫んで過敏になります。 天候が崩れそうなときは、耳と耳の周りをもみほぐし、耳をつまんで 上下や横に引っ張ったり、回したりしてマッサージしましょう。 耳の後ろの部分をホットタオルなどで温めるのも、血行を良くする方法です。 ・ストレスをためない ストレスを多く感じているときは、心身をリラックスさせる副交感神経が 優位に働くような対策を取りましょう。 暗めの照明の部屋で静かな音楽を聞くことや、ラベンダーなど鎮静作用のある アロマの香りでのんびりと寛ぐのがおすすめです。 軽いストレッチも気分転換になります。 これらの対策は1年を通して大切なことですが、 季節の変わり目は特に意識して取り組みたいですね。 季節が移り替わる時期は生活の変化と重なることも多いと思われます。 ストレスをためやすい時期でもありますので、上手に発散しましょう。 気圧の変化を教えてくれるアプリなどもありますので、症状が出やすい人は 活用してみるのもよいでしょう。

体調を崩しがちな季節の変わり目、どうやって乗り切ればいい?

暑さの厳しかった時期が過ぎて、だんだんと過ごしやすい季節になってきたのに なんだか体の調子が良くない…と感じる方もいるのではないでしょうか? 季節の変わり目は体調を崩しやすいといわれています。 一体なぜなのか、その原因を知って乗り切るための方法を探っていきましょう。 【なぜ季節の変わり目に体調不良になるの?】 季節の変わり目は、朝晩の寒暖差が激しく、気圧の変化も大きい時期です。 この寒暖差と気圧変動は体調不良を引き起こすきっかけになります。 特に秋口は急激に気圧が下がる台風シーズンでもあり 「台風が来ると頭痛がする」という方もいるのではないでしょうか。 この天候による体調の変化には、自律神経が関係していると言われています。 自律神経には、昼間や活動時に作用する「交感神経」と 夜間やリラックスしているときに働く「副交感神経」の2種類があります。 これらがうまくバランスを取って作用することで 体温や発汗の調整、呼吸、循環、代謝などがスムーズに行われています。 しかし、寒暖差が大きくなると、体温や発汗を 頻繁に調整しなければならなくなるため エネルギーを消耗して疲れやだるさが出てしまうのです。 また、気圧が変動すると血管が収縮したり、膨張したりしますが 交感神経と副交感神経を切り替えて通常時の血管の状態に戻そうとします。 そのため、気圧の変化によって、交感神経が働かなければならない昼間に 副交感神経が優位に働いてしまい 仕事中や授業中に眠気や倦怠感が表れることもあるのです。 台風のような急激な気圧の変化に対しては、切り替えがうまくいかなかったり 自律神経のバランスが乱れて対応しきれなかったりすることで 頭痛などの症状が見られる場合もあります。 【表れやすい体調の変化】 季節の変わり目に大きくなる寒暖差や気圧の変動が 体調不良につながることがわかりましたが 実際どんな症状が表れやすいのでしょうか。 ◯頭痛 頭痛は、季節の変わり目に表れやすい代表的な症状です。 ズキズキと痛む片頭痛や、首の後ろあたりから痛みが続く緊張型頭痛も 気圧の変化による症状の一つと言えます。 ◯消化器官の不調 自律神経は胃腸とも関わりが深く、そのバランスが乱れると胃痛や胃の不快感 腸の不調によって下痢と便秘を繰り返す「過敏性腸症候群」のほか 口の渇きや味覚障害、嘔吐、過食や拒食などが見られることもあります。 ◯肌荒れ 季節の変わり目に肌が荒れてしまうという人も多いのではないでしょうか。 これも自律神経のバランスの乱れが原因の一つになっているようです。 自律神経のバランスが崩れて便秘になったり 不眠気味になったりすることも肌に良くない影響を与えます。 寒暖差などの気候の変化も肌の刺激になるため 特に敏感肌の人は季節の変わり目は注意が必要です。 ◯めまい 気圧の変化は、内耳という耳の奥にある器官で察知します。 この器官が過敏に反応することで、めまいの症状が起こると言われています。 また、内耳のリンパが増えて水ぶくれの状態になる 「メニエール病」についても知っておきましょう。 ぐるぐる回るような回転性めまい、難聴、耳鳴りが繰り返し起こる メニエール病は、季節の変わり目にも発症しやすく 30~50代の多忙でストレスがかかりやすい世代に多い病気です。 吐き気や顔面蒼白、冷や汗などを伴うこともあります。 早期に治療することが大切ですので、突発性の難聴を 伴うめまいに気づいたらすぐに医師に相談しましょう。 その他、肩こり、不眠、倦怠感、目の疲労なども見られます。 さらに、症状がはっきりと表れない冷や汗や動悸、気分の落ち込みや情緒不安定など 体だけでなく心の不調も、季節の変わり目に表れやすい傾向にあります。

「秋バテ」の予防&対策

秋バテは生活リズムが崩れたときに起こりやすくなります。 特に冷たいものを摂り過ぎると、内臓が冷えて、免疫機能の低下に つながりますので注意しましょう。 【生活リズムを整えるためのポイント】 ・37〜39℃のぬるめのお湯にゆっくりと浸かり1日の疲れを癒す ・マッサージやストレッチで体のコリをほぐす ・毎日20~30分のウォーキングなど有酸素運動を取り入れる ・ビタミン・ミネラルなどの栄養素を積極的に摂る 秋バテ対策には、カボチャ・さつまいも・きのこ類・鮭 豆乳・ぎんなん・山芋・ハチミツなどを積極的に摂るのがおススメですよ。 【紫外線も「秋バテ」の要因に?】 「日焼けをしたあと、とても疲れた」という経験はありませんか? これは、紫外線が全身の免疫システムに異常をきたし 体力を奪ってしまうからです。 少し涼しくなったからといって、紫外線対策を怠り、紫外線を浴びすぎると 疲労が蓄積され、秋バテを引き起こすこともあります。 この時期も油断せずに紫外線対策を行いましょう。

秋バテについて

秋といえば「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」など 楽しいことが目白押しですね!   ところが、過ごしやすいはずの秋なのに 「なんだか元気がない」「食欲がない」「頭が痛い」といった 体の不調が気になる方も多いのでは? 実はその症状の正体は、秋バテかもしれません。   【「夏バテ」と「秋バテ」について】 夏バテとは、8月の暑い時期に体力や食欲が低下し、なんとなく体がだるい 食欲がないといった不調があらわれる症状のことです。   しかし、涼しくなった9月下旬頃から、体がだるい・食欲がないといった 夏バテに似た症状があらわれてしまうことがあります。 これを「秋バテ」と呼びます。   夏場は、クーラーによる室内と屋外との寒暖差から 自律神経が乱れ血行不良になりがちです。 このような体の状態で秋を迎えると、一気に夏の疲れがあらわれ 「だるい」「頭が痛い」「めまいがする」「肩がこる」といった 様々な不調に見舞われてしまうのです。   こんな症状が出てきたら「秋バテ」にご用心! 下記の項目で3個以上当てはまったら、「秋バテ」の可能性があります。 何個当てはまるかチェックしてみましょう。   ⬜︎体がだるい・疲れやすい ⬜︎朝スッキリ起きられない ⬜︎1日中眠い ⬜︎食欲がない ⬜︎胸やけ・胃もたれ ⬜︎肩こり・頭痛 ⬜︎めまい・立ちくらみ ⬜︎やる気が起こらない ⬜︎顔色がくすむ ⬜︎舌に白いコケ状のもの(舌苔)ぜったいがつく   次回は【秋バテの予防&対策】をご紹介します!