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親指の付け根が痛い腱鞘炎、原因はスマホも?

慢性的な痛みで悩む人が多い手の痛み。
最近では、手の使い過ぎで親指の付け根が痛くなる方が増えています。

その痛みは、腱鞘炎(けんしょうえん)かもしれません。

腱鞘炎の痛みはどの様な動作で起こるのか

治療法や予防などについてお話しします!

1.腱鞘炎にはどうしてなるのか
腱鞘炎(けんしょうえん)の腱鞘とは、手を動かす役目がある筋を包んでいる

トンネルのようなものです。場所は、手首の親指側の部分です。

手の使い過ぎでトンネル部分が浮腫んだり、炎症を起こしたりして

細胞が傷ついて症状が出ます。

その症状は、手の痛みや、動かしにくさとして現れるのです。

手の腱鞘が腫れて、手の親指の付け根や手首部分に症状が出るものは

狭窄腱鞘炎といい、別名「ドルゲバン病」といいます。


腱鞘炎になりやすい人は、妊娠中や産後、閉経後の女性です。
これは、腱鞘の症状の悪化が、女性ホルモンに影響されやすいためです。

腱鞘炎は、ホルモンの変動が大きく、家事や子育てなどで

手をよくつかう女性がかかりやすい病気です。

また、自宅で介護をしていて手首の痛みを感じ、受診する方が増えています。

80、90歳代の介護をする子供世代は50、60歳代であることが多く

ちょうど女性は更年期にあたり、腱鞘炎になりやすい世代なのです。

男性で腱鞘炎になる方は、パソコンやスマートフォン(スマホ)をよく使う人

スポーツなどで手首をひねる動作が多い人などがかかりやすいといえます。

最近では、スマホを長時間使い過ぎで若い世代でも「スマホ腱鞘炎」になる人が

増えているため、年代に関係なく、手をよく使う人は注意が必要です。

2.腱鞘炎の痛みはどんな痛み?症状は
手の親指側の手首〜手の甲、親指の付け根にある筋の部分が腫れます。
症状が強い方は、両手を比べると明らかに腫れているほうがどちらかなのかが分かります。

さらに、手首や親指付け根に痛みが出ます。
手を使っていない安静時にはほとんど痛みを感じませんが、

手首や親指を動かすと、痛みが走るのです。

雑巾をしぼる動作や物をつかむ動作、親指の曲げ伸ばしをするときに手首が痛みます。

3.腱鞘炎の治療は?
手を使わないで安静にすることが一番の治療です。
パソコンやスマホを触る時間を減らす、念入りに家事をする時間を減らし

手の腱を安静にする必要があります。

サポーターもおすすめです!
サポーターは、手首の動きを制限し、安静を保てるようにするものです。

腱鞘炎に対してストレッチをするのも効果的です。

入浴時は血流がよくなっているので、浴槽の中でのストレッチがおすすめ。

【ストレッチ法】
手首から下の腕の手首近くの筋がよく伸びるストレッチです。
①腕を前にまっすぐに伸ばし、手の甲をつかんで指先を下に向けて10秒。

②反対に、指先を上に向け、手のひらをつかんで10秒数えます。

ただし、手首の腫れや痛みが強い時にはストレッチは不向きですので

医師と相談してから行いましょう。

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