笑いは痛みを和らげる特効薬
笑いは痛みを和らげる特効薬
慢性関節リウマチというのは、手や脚の関節が痛み
とてもつらい病気です。
よく笑う人は比較的痛みを訴えることが少ないという事実に気づき
落語家の柳家木久蔵師匠を呼んで、約1時間、患者を大いに笑わせてもらったのです。
その前後に患者の血液を採って調べたところ
痛みの炎症の強さを示す物質の値が、明らかに下がっていました。
また、すべての患者が、落語を聞いたあと痛みが和らいだと言いますし
中にはその効果が3週間も持続した人もいました。
「たった1時間で、これほどリウマチによく効く薬はほかにはない」と言っています。
そして、木久蔵師匠のいわく、「落語はキクゾー」。
笑いの効果は以前から言われています。
笑えば心身がリラックスして、ストレス解消に役立ちます。
喜びや楽しさ、笑いなどの好ましい感情の動きは
ホルモンの分泌や自律神経の働きを順調にします。
血液循環もよくなりますから、高血圧や動脈硬化を予防・改善し
心臓病や脳卒中を未然に防ぎます。
脳を活性化してボケ予防にも役立ちます。腹の底から笑えば
呼吸機能も高まりますし、お腹や背中の筋肉を強化します。
そしてさらに、ガン予防や、カゼなどの感染症の予防、免疫疾患の予防や改善
リウマチなどの痛みの軽減に役立つことが明らかにされました。
同じ笑いでも、愛想笑いや苦笑い、照れ笑いではなく
腹の底からアッハッハ….と笑ってください。
ことわざに「笑う門には福きたる」とありますが、まさしくそのとおりで
健康も笑いとともにやってくるのです。
今年も、一生けんめい働くとともに、大いに笑ってすごしましょう。