ぎっくり腰は整骨院に行っても大丈夫?治療のタイミングと注意点

整骨院でぎっくり腰の症状を緩和することは可能です。しかし、整骨院へ行くべきタイミングを間違うと、かえって症状が悪化する可能性もあります。正しい知識を身につけ、適切な治療を受けましょう。
この記事では、整骨院でぎっくり腰の治療を受ける際のポイントと注意点について詳しく解説します。
ぎっくり腰で整骨院に行くべきタイミング
ぎっくり腰を発症した直後は、整骨院での治療を避けたほうが良いでしょう。ぎっくり腰は、筋肉や靭帯、関節包の急性損傷であることが多く、発症直後に無理なマッサージや矯正を受けると、炎症が悪化するおそれがあります。仮にぎっくり腰の方が整骨院に行ったとしても、痛みがある程度落ち着くまでは病院受診をすすめられる可能性が高いでしょう。
病院では、いきなりリハビリで体を動かすことはなく、まずは安静にして痛み止めを処方されるのが一般的です。まずは整形外科で正確な診断を受け、必要に応じて適切な処置を選ぶことが大切です。
ぎっくり腰になった方は、発症から1〜2日安静に過ごして痛みがピークを過ぎたあと、軽く動けるようになってから整骨院での施術を検討しましょう。まずは安静に過ごし、症状が落ち着いた段階で、症状の緩和や再発予防のために整骨院へ通うことが重要です。
ぎっくり腰とは
「ぎっくり腰」という名前は有名ですが、発症する原因や治療法について詳しく知らない方は多いのではないでしょうか。ここでは、ぎっくり腰の原因や症状についてわかりやすく解説します。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の原因は、腰の筋肉や靭帯、椎間関節などに過度な負担がかかり、炎症や損傷を引き起こすことだと考えられていますが、医学的にはまだ明らかになっていません。
一般的には、重い物を持ち上げたときに発症しやすいですが、くしゃみや朝の起き上がりなど、些細な動作で発症することもあります。運動不足や姿勢の悪さ、体のゆがみ、加齢による筋力低下なども要因となるため、日常生活で予防を心がけることが重要です。
また、一度ぎっくり腰になった方は再発しやすい傾向もあるため、より普段の姿勢や動作に注意しましょう。
ぎっくり腰の症状
ぎっくり腰は、立つ・歩く・座るなどの動作が困難になるほどの強い腰の痛みが特徴です。動くたびに痛みが悪化する特徴もあり、場合によってはその場から動けなくなることもあります。
発症直後は炎症による熱感や筋肉の緊張も伴いやすく、無理に動かすとさらに悪化するリスクがあります。
しびれや足の痛みがある場合は、椎間板ヘルニアなどの別疾患の可能性もあるため、しびれなどの症状が出てきたときにはすぐに医師へ相談しましょう。
ぎっくり腰の治療法
ぎっくり腰の治療は、発症直後の急性期と回復期で異なります。急性期の治療は、安静とアイシングが基本で、炎症が治まるまでは無理に動かしたり施術を受けたりしないことが重要です。
一方、痛みが落ち着き始める回復期には、ストレッチや姿勢のバランス改善、軽い筋力トレーニングなどが効果的とされています。
また、再発予防のためには日常の姿勢改善や体幹トレーニングなども大切で、日常的な体のコンディショニングや生活習慣の見直しも治療の一環として重要です。
ぎっくり腰の日常生活での注意点
ぎっくり腰は、年齢や性別を問わず、誰にでも起こる可能性があります。そのため、普段から日常生活での動作に注意して、ぎっくり腰を予防することが大切です。ぎっくり腰を予防するために大切な日常生活での注意点は以下のとおりです。
- 急な動きを避ける
- 前かがみでの作業を控える
- 重い物を持たない
- 起き上がるときは横向きから起きる
- 長時間同じ姿勢を取らない
- 腰を冷やさない
- 柔らかすぎるソファやベッドは避ける
- 痛みが強いときは無理をしない
上記の注意点を守ることでぎっくり腰になる可能性を下げられます。ただし、個人の体質や生活習慣によっては、実践するのが難しいこともあるでしょう。個別のケースに応じて適切な対処法が異なるため、具体的な対処法については整骨院や病院で専門家に相談することをおすすめします。
ぎっくり腰治療のよくある質問
ぎっくり腰は、誰にでも起こる可能性のある病気です。しかし、治療に必要な期間や保険適用についてわからない方も多いのではないでしょうか。ここでは、ぎっくり腰の治療でよくある質問について解説します。
整骨院の治療で悪化することはない?
基本的には、整骨院の治療を受けたからといって、すぐに症状が悪化することはありません。しかし、治療を受けるタイミングや体の動かし方を間違うと、症状が悪化することもあります。
とくに発症直後は強い炎症が起きており、この時期に無理なマッサージや矯正を行うと、患部に負担がかかり痛みが増すことがあります。一部の整骨院では、症状の見極めが不十分なまま施術を行うケースもあるため注意が必要です。腰の痛みが落ち着いて、動けるようになってから整骨院へ通うことをおすすめします。
ぎっくり腰の治療には何日必要?
ぎっくり腰の治療にかかる日数は、症状の程度や体の状態によって異なりますが、一般的には1〜2週間程度で日常生活に支障がないレベルまで回復すると言われています。多くの場合、初期の強い痛みが2〜3日で落ち着き、その後は徐々に可動域が回復していきます。
ただし、無理な動作や誤った対処をすると長引くケースもあるため、まずは安静に過ごすことが早く回復するために重要なポイントです。
整骨院での治療は保険適用になる?
整骨院での保険適用は、ぎっくり腰になった原因と施術内容によって異なります。
健康保険が使えるのは、日常生活でのケガ(例:重い物を持って痛めたなど)が原因で、急性で外傷性のある場合に限られます。
一方、慢性的な腰痛や単なる疲労が原因と判断された場合は、保険が適用されません。
保険適用になるか気になる方は、整骨院に直接問い合わせ、どのような経緯でぎっくり腰になったのか明確に伝えることが大切です。
また、重複受診(医療機関と整骨院で同じ症状の治療を受ける)やはしご受診(同月内に同じ症状で2ヶ所以上から治療を受ける)の場合は適用されないこともあるため注意しましょう。
ぎっくり腰の治療は専門家へ相談する
ぎっくり腰は、整骨院で治療を受けることも可能です。適切なタイミングで施術を受けると、ぎっくり腰の痛みの緩和や再発防止に効果が期待できます。
しかし、激しい痛みが持続する状態で整骨院に通うのは避けましょう。痛みがある状態で無理に体を動かすと、かえって症状を悪化させる可能性もあります。痛みが落ち着くまでは安静に過ごし、ある程度痛みが落ち着いてから整骨院に通うと良いでしょう。
また、あまりに痛みが強かったり、足のしびれがあったりする場合は、ヘルニアなどの病気が発症している可能性があります。気になる方は整形外科の受診をおすすめします。
ひなた整骨鍼灸院は、痛みの根本から解決することを大切にしている治療院です。ぎっくり腰をはじめとした腰痛のお悩みにも対応しているため、詳しくはこちらのページをご覧ください。