知っておきたい! 野菜ジュースの選び方と注意点
知っておきたい!
野菜ジュースの選び方と注意点
生活習慣病などを予防し、健康な生活を維持するための目標として
「野菜類を1日350g以上食べましょう」と掲げています。
分かってはいるけれど、忙しくてなかなか野菜が取れない…そんな時に
野菜の代わりに野菜ジュースを飲んでいるという方、多いのではないでしょうか。
最近は、お店でも色々な商品を販売していますが
野菜ジュースを購入する際、皆さんは何を基準に選んでいますか。
今回は、そんな野菜ジュースの選び方や注意点をお伝えします。
野菜ジュースを選ぶ際のポイント
①果汁入りのものは避けて野菜だけのものを選ぶ
⓶カロリーや表示成分を確認して、塩分や糖分が添加されているものは控える
製品によっては果汁入りで糖質が多いものがあります。
体に良いと思って飲んでいても、糖質を多く摂取することにも繋がるため
果汁が入っていないものを選ぶことがお勧めです。
商品パッケージに果物の絵が無いものを選ぶのがヒントになります。
また、飲みやすいように糖分や塩分が添加されているものも多いです。
糖分や塩分の取りすぎを防ぐためにも商品のパッケージ裏面の原材料や
成分表示を確認して、なるべく野菜以外の原材料の少ないものを選びましょう。
原材料を見ると、野菜(人参・・)、果物(りんご・・)等
分かりやすく表示されている商品もあります。
栄養成分表示では、野菜にもごく微量に塩分が含まれるため
食塩相当量が0となる訳ではないですが、少ないものを選びましょう。
野菜ジュースを飲む=野菜を十分摂っている?!
手軽に摂れることは野菜ジュースの大きなメリットですが
「野菜ジュースを飲んでいるから、野菜は十分摂取できている」と
考えてしまうのは要注意です。
野菜を200g食べることと、野菜ジュースを200g飲むことが
全くイコールではありません。
野菜に含まれるビタミンは、お米などに含まれる炭水化物が
体内でエネルギーに変わる手助けをしてくれます。
摂取した栄養素が体内で利用されるためには、ビタミン類(特にB群)を
不足なくとることが必要になります。
野菜ジュースは、製品として加工されるときに食物繊維や
熱に弱いビタミン、ミネラル類が失われているものもあります。
また、ジュースだと咀嚼せずに摂取することができますが
食べ物を噛むことも大切です。
よく噛んで食べることで、食事が少量でも満腹のサインが脳に伝わりやすく
食欲が抑えられることや、脳内物質の働きとして内臓脂肪の分解を
促進することも知られています。
他にも、脳の活性化や、だ液の分泌が増え消化を助けるなどの効果もあります。
最後に・・・
おにぎりやパンなどの単一の食品に偏る時等
補助的なものとして野菜ジュースを取り入れることはお勧めです。
しかし、野菜を全て野菜ジュースから摂取する等
極端な取り入れ方はやめましょう。
日々の食事から主食・主菜・副菜を中心にバランスの取れた食事を
意識することが大切です。
ただ、毎食野菜をしっかりとることがなかなか難しい時は
野菜ジュースも上手に食事の中に取り入れてみてください。