5月 2023

「肉を食べまくる老人」ほど幸せで長生きする理由

80代になっても元気でいるためには、気をつけるべき2つのポイントがあります。 それは、活動意欲を維持するということと、運動機能を維持するということの2つです。 病気を患って急に老け込むということがありますが、そうではない場合 老化は意欲の低下によって加速します。 何事にも関心がもてない、身体を動かすのがおっくうだ、人にも会いたくないし 外にも出たくないといった不活発な傾向が70代ともなると自然と強まってきます。 この意欲の低下を防がないと、日常の活動レベルはどんどん落ちていき 運動機能も脳機能も一気に老け込んでいくことになるのです。 だから、70代になっても意欲レベルをなるべく維持することが 元気でいるためには必要なのです。 また、運動機能においても、70代のまだ身体の動く時期にどのように過ごすかで 80代以降の機能が決まってくると言えます。 70代に、自分で意識して適切な運動を心がけることが重要となってくるのです。 【高齢者の多くが「タンパク質不足」】 それでは、具体的にどのようなことをしたらいいのでしょうか。 まず、意欲の低下を防ぐ意味で、みなさんにお勧めしたいのは 「肉を食べる」ということです。 高齢になると、肉を控えた野菜中心の食事が身体にいいと考えている人も多いですが それは間違っています。 実際、現役のころと比べ、かなりあっさりとした食事を毎日とっている人もいます。 そういった事情もあってか、実は、70歳以上の日本人の5人に1人が タンパク質不足だと言われています。 日本人の食生活も欧米化してきたと言われていますが それでも1日当たり80グラムほどしか肉を食べていません。 一方、アメリカ人は300グラムほど食べています。 アメリカ人ほど食べろとは言いませんが、まだまだ 日本人には肉が不足しているのです。 そしてその傾向は、高齢者ほど強くなります。 歳をとると意欲レベルが低下してくる理由にはいくつかありますが、そのひとつが 脳内の神経伝達物質であるセロトニンの減少です。 セロトニンは別名「幸せ物質」とも言われ、人に幸福感をもたらすものです。 何気ない瞬間に「ああ、幸せだなあ」と感じるときがありますが そのような感情をもたらす物質です。 このセロトニンが減少してくると、日々の幸福感は薄れ はつらつとした感情や若々しさ、活動する意欲が低下してしまいます。 気分が沈んだり、イライラしたり、感情が不安定になり うつ病のリスクも高まってきます。 このセロトニンは年齢とともに次第に減少していくので 高齢になればなるほど、意欲も低下し、うつ病になる人も増えるのです。 しかし、セロトニンの減少には、高齢になっても 生活習慣を改善することで対抗することができます。 その最たるものが、肉を食べることです。 セロトニンの材料となるのがトリプトファンというアミノ酸ですが それが多く含まれているのが肉なのです。 肉を積極的にとることで、セロトニンの生成が促進され、意欲低下の抑止に働くのです。 肉を食べることは、セロトニンと男性ホルモンの生成を促進し 人の「意欲」を高め、活動レベルを維持することにたいへん効果的なのです。 肉が嫌いであったり、体調の問題で食べられないのなら無理をすることもありませんが 健康のために節制して肉食を遠ざけているのであれば そのようなことは今日からやめることをお勧めします。 

自律神経失調症のチェック方法は?

自律神経は、身体の様々な働きを調整している神経です。 生きるために欠かせない体の調整を行っているのですが このバランスが乱れてしまうと身体に様々な不調があらわれてしまいます。 はっきりとした病気がないのに、不調が続いている場合 自律神経失調症の可能性があるかもしれません。 【自律神経失調症になりやすいタイプと症状について】 自律神経失調症になりやすいタイプは、敏感で緊張しやすい人です。 ちょっとしたことが気になったり、くよくよ悩んだりしてしまう 精神的に疲れを感じやすいというような人は ストレスから自律神経のバランスが乱れやすいのです。 自律神経失調症の症状は、身体がだるい、疲れやすい、頭痛、便秘、下痢、めまい 吐き気、息切れ、動悸、食欲不振、むくみ、過食などがあります。 このような症状が慢性的に続いている場合、自律神経失調症の可能性があります。 【自律神経失調症チェック項目】 ここでは、自律神経失調症のチェック項目をみておきましょう。 ・動悸、息切れ、胸の苦しさが頻繁にある、常にある ・胃腸の具合が悪い ・汗が異常に出る ・めまいがある ・耳鳴りがする ・頭痛がひどい ・立ちくらみがある ・常に疲れている ・緊張しやすい ・神経質 ・イライラしやすい ・落ち着かない ・不幸だと感じる ・死にたいと感じることがある ・人とうまくいかないと感じる ・ストレスを感じやすい これらは、自律神経失調症を診断する際の項目の一部です。 当てはまる項目が多い人は、一度専門医に相談されてみることをおすすめします。 自律神経失調症は、診断が難しい病気と言われていて 他の病気が原因となっている可能性もあるため、必ず医師の診察は受けてください。

腰痛の対処法

ゆっくりと自分のペースで取り組むことができる対処法をご紹介します。 【栄養補給】 腰痛をやわらげるビタミンB群、血行を良くするビタミンE 長時間同じ姿勢をとることなどで筋肉や神経が疲れ それが原因となって、腰痛になることがあります。 そのようなときは、ビタミンB1とビタミンEをとると良いでしょう。 ビタミンB1には、筋肉や神経の疲れをやわらげる働きがあります。 ビタミンEには、血液の流れを良くし、筋肉の緊張を取る働きがあるので 痛みをやわらげるのに役立ちます。 また、ビタミンB1・B6・B12は神経ビタミンといわれ 神経がうまく働くために大切な栄養素です。 ビタミンB1とともに、ビタミンB6とB12もとるように心がけましょう。 【筋肉や骨の強化のためたんぱく質やカルシウムも】 腰痛の予防と治療には、腰の筋肉や骨を強くしておくことも大切です。 筋肉の強化には、筋肉を構成するたんぱく質が必要。 たんぱく質をとって、背筋を付ける体操をしましょう。 さらに骨の強化には、カルシウムが必要不可欠です。 一見、生きているようには見えない骨も、実は2~3年周期で生まれ変わっています。 カルシウムは毎日とるのが基本です。 【急性は冷やし、慢性は温める】 患部に直接働きかける方法として、患部を冷やす方法と温める方法があります。 どんなときに冷やし、どんなときに温めれば良いのでしょうか。 原則として、熱を持っているような炎症状態の急性の痛みは冷やし 慢性の痛みは血行を良くするため温めてください。 わからないときは、どちらかやってみて気持ちの良い方を採用すれば良いでしょう。 冷やすべきときに温めると具合が悪いと感じるはずです。 【患部の冷やし方】 簡単で手軽な方法としては、タオルを水か氷水で濡らしたもので冷やすか パップ剤を貼るか、市販のコールドパック (冷却剤の入ったパックを冷蔵庫で冷やしたもの)を使います。 氷で長時間冷やすのは冷やし過ぎです。 【患部の温め方】 温める場合は、体の中まで温めるお風呂などが良いですね。 他には、赤外線や痛む部分に当てるホットパック、ドライヤー、使い捨てカイロ またマッサージなどの方法があります。 温める時間は、ホットパックの場合10~15分ほど、ドライヤーや使い捨てカイロでは 腰の部分ならば15分以上、脇やお腹は5分以上温めてください。 特殊な方法としては冷灸といわれる方法があります。 これは急激に冷やした際に起こる反射性の血管拡張を利用して温かくする方法で ビニール袋に冷蔵庫の氷を3~4個入れ 温度を下げるために塩を一つまみ加えて痛む部分に当てゆっくり力を加えた後に 10秒ほどたったら離し、それを赤くなるまで繰り返します。 注意することは冷やし過ぎないこと。後は乾いたタオルで良くふき取り 軽く揉んでおきます。 終わってからは痛みの場所を冷やさないように注意してください。

自分でできる 骨粗しょう症チェック!

骨粗しょう症は「骨の生活習慣病」ともいわれ 日頃の生活習慣によって知らず知らずのうちに進行し 骨がもろくなっていることがあります。 少しでも心配な方は、まずご自身でチェックしましょう。 ①『骨粗しょう症チェック15』  骨粗しょう症になっていないか なりかけていないかが 心配な人はご自身でチェックしてください。 ⬜︎洗濯物を高いところに干せなくなった  ⬜︎ちょっとした段差などで、つまずいたり、転びやすくなった ⬜︎高い棚に手が届かなくなった ⬜︎背中や腰に痛みがある ⬜︎最近、背が縮んだような気がする ⬜︎最近、背中が丸くなったり、腰が曲がってきた気がする ⬜︎転倒するなど、ささいなことで骨折した ⬜︎家族や親せきに骨粗しょう症にな⬜︎った人がいる ⬜︎両親のどちらかが股のつけ根を骨折した ⬜︎糖尿病や慢性腎臓病と診断されたことがある ⬜︎消化器系の手術を受けたことがあしかくる ⬜︎関節リウマチや、副甲状腺機能亢進症と診断されたことがある ⬜︎ステロイド薬を使用して いる(服用・吸引など) ⬜︎女性は閉経を迎えた。男性は70歳以上 ⬜︎どちらかというと細身の体型 ⬜︎喫煙の習慣がある チェックした項目は、いくつありましたか? 5個以上チェックした方は、骨粗しょう症や 骨粗しょう症になりかけているかもしれません。 早めに自治体や医療機関で検査を受けましょう。

手洗いはアワてず アワだてて。

このご時世手洗いなんてあたりまえと思ってはいませんか。 ある調査によると、多くの人が食事の前やおむつ交換の後に手を洗う一方で 咳やくしゃみの後に手を洗う人はずいぶん少なかったそうです。 咳やくしゃみの際、口をおさえた手には、ウイルスやバイ菌がいっぱい付着しています。 たとえばインフルエンザウイルスの場合、乾燥した状態では4~5時間も生き残っていることも。 そんな手で人と握手したり、またドアノブや吊り革に触れることでも 感染が拡大していくことがあるのです。 手洗いはこまめに行うことが大事。まずは、帰宅時や食事前、トイレ後、出社時など 生活の節目節目で洗うことからはじめましょう。 基本は石鹸をしっかり泡立てて、優しく浮かせるように洗うこと。 指の間や爪、親指、手首まで、30秒以上かけてゆっくりと。 童謡『チューリップ』をゆっくり歌いながら洗うと、ちょうどいい長さの目安になりますよ。 また、バイ菌は湿った場所が大好き。手を洗った後は 乾いた清潔なタオルで拭くよう心がけましょう。 ファッションの流行が気になる季節ではありますが 決してウイルスやバイ菌の流行には乗らないようお気をつけください。

朝起きた時に首や肩が こっていることはありませんか?

朝起きた時に感じる首や肩の痛みや張り、疲労感は 寝ている間の姿勢の悪さが原因かもしれません。 枕が合わないなどの理由でたくさん寝返りをうてなかったりすると 血流が悪化して首や肩のこりが生じたり、翌朝疲労感が残ることがあるのです。 実は、よい寝姿勢(寝ている間の姿勢)とはお行儀よく寝ることではなく たくさん寝返りをうって体を動かすことなのです!! 実際に人間は、一晩で30回程度大きな寝返りをうつと言われています。 よい姿勢で寝返りがたくさんうてると、血流がよくなり疲労が回復できるので 翌朝すっきりとした体にリセットされます! なんとなく、寝返りをよくうつと熟睡できてないようなイメージが ありますが寝返りは体にとっていい事だったんですね!!

スマホの使いすぎによる腱鞘炎

私たちの暮らしの中にあまりにも自然に溶け込んだスマートフォン。 それがあること、使うことが日常で当たり前のことになりその使いすぎによって 身体にもたらされる弊害のことにまでは考えが至りません。 でも、ある日ふと気づくと、そういえば指が痛い、手首が痛い、しびれる。   やがて、物をつかむことができない、スクリューキャップをねじることができないなど 日常生活にも支障が出てきて、そこで初めて「これはもしかしてスマホの使いすぎ?」と気づくことになります。 現代病ともいえるこの「スマホの使いすぎによる腱鞘炎」について、詳しく解説しましょう。 ◯ スマホが原因の腱鞘炎とは ピアニストや美容師など、以前は手指を酷使する職業の人に多かった腱鞘炎ですが 現在ではパソコンやスマートフォンの使い過ぎで腱鞘炎になる人が多くなりました。 例えばスマートフォン。画面をスクロールするときにはどうしても親指を上下に動かす動作を多く行います。 ゲームなどでこの一定の動きを長い時間繰り返し行うと、筋肉や関節に負担がかかり 痛みやしびれなどの症状を引き起こしやすくなります。 パソコン操作でもマウスを握り続けたり、スペースキーを叩く頻度はかなり多く、スマホ操作と同様に 手指に痛みやしびれなどの症状を招きます。 ◯ スマホが原因の腱鞘炎「ドケルバン病」 「手首が動かしにくく、物をつかんだり、スマホをスクロールする動作で痛みが出る」こんな症状があれば スマホが原因の腱鞘炎『ドケルバン病』を疑いましょう。 手首が動かしにくくなり、手首の親指側が腫れて痛み、熱感などが現れます。 特に親指を広げたり、反らしたり、動かしたりすると、強い痛みが出るのが特徴です。 これは、手首の親指側にある腱鞘と、親指の筋肉である短母指伸筋に負荷がかかったために腫れ 親指の腱と腱鞘が擦れて炎症が起こった状態です。 「ドケルバン病」は、このようにスマートフォンやパソコンの酷使で多く発症しますが 他にも女性ホルモンのバランスの乱れや、糖尿病によっても誘発されることがあります。 いずれにせよ、手指の中でも親指が使えなくなると、日常生活にかなりの支障をきたします。 そこで不便なあまり、痛みがあってもつい親指を無理に動かそうとして 症状をますます悪化させることの多い「ドケルバン病」。 早めの受診で適切な治療を受けましょう。 ◯ スマホ腱鞘炎を癒すセルフケア スマホが原因の腱鞘炎「ドケルバン病」の痛みは、軽度であれば湿布やローション剤などの 消炎鎮痛薬が有効ですが悪化するとステロイド薬の注射や、腱鞘を切開する手術などが必要になる場合もあります。 そもそもドケルバン病の発症は、スマートフォンやパソコンの長時間にわたる操作や そうした習慣が引き金となります。 ですから、炎症を悪化させる前に、もちろん予防のためにも、その頻度を控え 操作する際には休憩を入れながら行うようにしましょう。 少なくとも1時間につき10分の休憩が理想です。 そして休憩中には、手指をいたわるマッサージや体操を。 すでに痛みが出ている場合でも、マッサージで血流を促し 優しくもみほぐすことで悪化を防ぐことにもつながります