肩甲骨の状態をチェックしよう!
自分の肩甲骨がどのくらい動くかチェックする方法があります。
早速試してみましょう。
■肩甲骨の動きは角度でチェック!
1.壁に背をつけて立ち、腕を伸ばしたまま肩の位置まで上げる。手のひらは下向きに。
2.そのまま壁伝いに腕を上げていく。
痛みを感じず無理なく上げられるところまで腕を上げて、角度をチェックする。肩の水平ラインから腕が上がったところまでの角度で、肩甲骨の状態を判定します。
0~45度=ガチガチ
肩甲骨周辺の筋肉が硬く、肩甲骨の動きが悪くなっています。
45〜60度=少し硬い
肩甲骨周辺の筋肉が少し硬くなっていて、肩甲骨の動きもやや悪くなっています。
60〜90度=問題なし
肩甲骨が柔軟に動いています。肩と水平の高さまでは、肩関節の動きだけで腕を上げられますが、それ以上に腕を上げるためには、肩甲骨のスムーズな動きが必要になります。
【肩こりが楽になる! 肩甲骨ストレッチ】
肩甲骨を肋骨からはがすようなイメージで動かし、肩甲骨周辺の筋肉をほぐしましょう。
肩甲挙筋と菱形筋を意識して動かすことで、背中から肩にかけて楽になります。猫背や冷えの改善などの効果も期待できます。
■「肩甲骨をはがす」ストレッチ
1.両ひじを曲げて肩より上に上げる(腕が上がらない人はできるところまででOK)。手は軽く握って鎖骨のあたりに置く。
2.両ひじを、ゆっくりと後ろに引く。5秒かけて息を吐きながら、ひじの位置はできるだけ下げないように。肋骨から肩甲骨を「はがす」意識でぎゅっと強めに寄せる。
3.肩甲骨を寄せたままひじを下げ、脱力する。これを5回繰り返す。
朝起きた時に5回、寝る前に5回、習慣にするのがおすすめです。デスクワークの合間などにも随時行うとよいでしょう。一つひとつの動作をじっくりと行うことが大切です。
肩甲骨のストレッチを習慣化して、自由に動く肩甲骨を取り戻しましょう。参考になれば幸いです。